英文校正と英会話個人レッスンのライティング・イングリッシュ

プルーフリーディング(基本校正)と
エディティング(全面校正)の違い

プルーフリーディング(基本校正)とエディティング(全面校正)。この二つの言葉は何気なく同じ意味で使われることが多いのですが、本当のところは、英文を推敲する上での異なる段階の作業を指します。

英文の書き手は、最初の草稿を書いた後、エディティングの作業に入ります。加筆したり削除したりして、文章の要点に対する十分な説明がされ、また余計な言葉がないようにします。フレーズや文章を並べ替えたり、表現を書き換えたりして、文章の流れや構成を改善します。全体を読み直して、それぞれの段落が次の段落にうまくつながっているか確認します。それぞれの言葉が適切であるか、それぞれのセンテンスの意味が明確であるかどうかをチェックします。センテンスの長さに長短があってメリハリがあるかどうか、受動態を使い過ぎていないかどうかを調べます。さらに、差別用語など不適切な言葉や表現がないことを確認します。

それらをすべて終えた後、エディティングの最後のステップとしてプルーフリーディングをします。このステップでは文法やスペルや句読点の誤りにのみ注意を絞って再読します。

エディティングとプルーフリーディングをしっかり行なうかどうかは、英文が読み手に与える書き手の印象を大きく左右します。身だしなみや着るものもそうですが、プレゼンテーションのディテールが全体の印象を左右するのです。文章を書くことに相当の時間と労力を費やしたのであれば、それに見合う時間と労力をエディティングとプルーフリーディングに費やすべきです。つまらないエラーを見過ごしたために、あなたという書き手の印象を悪くしてしまってはもったいないからです。

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