英文の書き方には、米国式と英国式の間に以下のような違いがあります。
米国式、英国式を問わず、タイトルや見出しのキャピタライゼーション(最初の文字を大文字にすること)についてはスタイルに決まりがないのが事実です。新聞の見出しや本の章のタイトルなどは、通常の文章と同じように最初の単語と固有名詞などだけが大文字になっているケースが多々見られます。
一方で前置詞や接続詞以外のすべての単語をキャピタライゼーションする場合もあり、この傾向は英国式より米国式で強いようです。
英国式の英文では十の位の前に and を入れることが一般的です。
( 例:three hundred and fifty-nine, four thousand and fourteen など)
米国式の英文では and を入れずにつなげることが一般的です。
( 例:three thousand five )
米国式の英文では、カンマやピリオドはクオーテーションマークの中に置きます。
英国式の英文では、引用される内容に含まれるカンマやピリオド以外は、クオーテーションマークの外に置きます。
米国式の英文では、ビジネスレターでは Dear Sir などの呼びかけにコロンを付けることが一般的です。( 例:Dear Sir; ) ただし、地域によって異なります。
英国式の英文では、ビジネスレターでは Dear Sir などの呼びかけにカンマを付ける ( 例:Dear Sir; ) 、あるいは何もつけないオープンパンクチュエーション ( 例:Dear Sir ) が一般的です。