英文校正と英会話個人レッスンのWriting English

ジェンダー(性別)に気を配った英文

“Men are created equal” といった表現に見られるように、man という言葉は、男性も女性も含む「人類」の意味で使われてきました。現在30代かそれより上の世代は、男性と女性の両方を含む集団は男性形の言葉で表すと学校で教わったのではないでしょうか。

また、chairman (議長) 、mailman (郵便配達人)、 policeman (警官) など、man を含む数多くの言葉が、その職業や立場にある人を表す一般的な名称として使われてきました。その背景には、近年まではこれらは男性の職業とみなされてきたことがあります。 milkman、 breadman、 iceman、 deliveryman なども同様です。 newspaperboy のように、当初から少女の新聞配達員も最初からいたにも関わらず、boy が少年と少女の両方を含めた意味で定着したものもあります。

しかし現在、女性の社会進出がすでに当たり前となった米国では、男女の性別による役割固定が批判され、こうした言葉はジェンダー・ニュートラルな表現に置き換えることが主流になりました。いつどういう表現を使うかについては確定した決まりはありませんが、一般的になりつつある表現方法が多数あります。

三人称単数の manager、 someone、 aviator といった名称を性別の区別をつけないで書く場合、代名詞は he ではなく、she or he、s/he、または she/he を使います。複数の場合は they です。

Man、 policeman、 congressman などの表現は言い換えが難しい場合もありますが、以下を参考にして下さい。

従来の表現
ジェンダー・ニュートラルな表現
chairman
chair / chairperson
common man
average person / ordinary person
congressman
congress person / representative / legislator
Dear Sir
Dear Sir or Madam / Dear Manager / Dear Customer Service Representative
freshman
first-year student
mailman
mail carrier / letter carrier
man
person / individual
man-made
synthetic / machine-made
policeman
police officer
steward or stewardess
flight attendant
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